断熱に関しては、お客様の要望に合わせて「あれもやります、これも出来ます」は絶対にしません。外断熱だけを手掛けてきた私たちが、他の断熱方法で同じ性能を発揮させる事は出来ないからです。グラスウールは湿気にとても弱い断熱材ですので、少しでも施工精度が悪ければ最悪の結果になってしまいます。あれもこれもで、お客様の大切な家を危険にさらすことは許されません。

ですので「内断熱でお願いします」というお客様がいらっしゃってもお断りしています。そこには確固たる信念と確かな技術とノウハウがあります。私たちは“外断熱専門店”です。

2009年6月に国が施工した長期優良住宅。この法案は、古くなったら壊して建て替えるというスクラップ＆ビルドの考え方を改め、長期に渡って大切に使い続けられる家づくりで、より豊かで、より優しい暮らしへとシフトしていく事を目的としています。

私たちが進めてきた家づくりは、長期優良住宅が施行される前から、その基準を大きく上回っていましたので、2009年の法案施工以来、数多くの認定を取得しています。今後も全棟で長期優良住宅の認定を取得していきます。ただ、長期優良住宅といっても名ばかりの長期が多いのが現実。私たちは、耐震や性能ばかりでなく、維持管理劣化対策、メンテナンス体制までしっかりと考えられた「本物の長期優良住宅」をお届けします。

木造建築では、ある一定規模以上の建物でなければ構造計算（許容応力度計算）は義務付けられていません。つまり一般住宅の平屋や2階建てでは、壁量計算や4分割法等により筋違い等の耐力壁を設けるように決められているだけで、そのすべてを建築士の力量に委ねています。耐震の最高等級である等級3であるとしても、構造計算の必要はないのです。

私たちは、昔ながらの大工さんの知恵を大切にしつつ、全棟で構造計算（許容応力度計算）を実施します。柱や梁だけでなく、基礎に至るまでをすべて根拠付けし、全棟で耐震等級3を取得します。 地震に強い事は当たり前です。確かな構造の家で安心して生活してください。

木造住宅の構造材には、無垢材と集成材があります。集成材は無垢材の1.5倍程の強度があり、曲げや反り、割れ等の狂いが少ない材料です。実績もありますし扱いやすいので好んで使われています。しかし人工的に接着剤で作られた木である事に間違いはありません。構造計算を実施し、無垢材で強い構造を実現しています。

お客様には、地元天竜の大自然の中で育った無垢の木の家に住んで欲しいという願いから、無垢材のみを使った構造としています。それにより補助金の活用も可能です。

気密とは家全体の隙間を無くす事。断熱材の性能を確実に発揮させるためには、気密は絶対に欠かせないので、断熱以上に大切かもしれません。

断熱は机上の理論で語る事が出来ますが、気密は現場で実測するしか方法はありません。建物形状、手掛ける職人、現場監督の裁量によって隙間の大きさは変わります。ですので「弊社の気密は〇〇です」といっても全棟で測定していなければウソになります。

私たちは2004年から全棟で気密測定を実施してきました。実測値はC値0.1～0.4。高気密の基準がC値2.0ですので、1/20程度の隙間しかない事を示しています。この数値は全国トップの性能です。

住宅の断熱・気密を高めると室内で汚れた空気の逃げ場がありません。そこで重要になるのが“換気”です。今はどんな家でも24時間換気を付けなくてはいけません。しかし法律をクリアする為につけているだけと言うのが現実です。換気の目的は、住む人がキレイでおいしい空気に包まれながら健康に暮らす事です。お客様にキレイな空気の中で生活していただくために私たちが採用しているのは第一種熱交換換気システムです。残念ながら今の外気はそんなにきれいではありません。外気のチリやホコリ、花粉をほぼ100％カットしてから室内に入れ、室内の臭いや汚れた空気を排出してくれます。その際、温度と湿度の交換を行い、冷暖房を補助しながら室内が常に爽やかに保たれます。 ご家族が常にキレイな空気で深呼吸出来る。そんな家で生活しませんか？

私たちは性能の低いアルミサッシを使いません。アルミ樹脂複合サッシも使いません。理由は断熱性能、気密性能が悪いから。使用するのは樹脂サッシのみです。

アルミは樹脂の1000倍の熱を通します。室内の熱が逃げるだけでなく、カビやダニの原因となる結露を引き起こす可能性があります。断熱性能を高めると家の熱の出入りの半分以上は窓からになるので、窓の性能を上げる事は必須なのです。

窓性能U値 数値が小さいほど、性能が高くなります

樹々匠が採用している樹脂サッシは、アルミサッシ・アルミ樹脂複合サッシと比較して、高い性能を持っていることが分かります。

毎日踏みしめる床。私たちはフローリングには無垢材のみを採用します。合板フローリングは数年で表面が剥がれてしまう事例もある事から採用しません。材種はご要望に応じて様々なフローリングを採用します。

また、キッチン・洗面・トイレ等の水回りには、フロアータイルのみを採用します。キズや汚れで数年後には張替えが必要になるクッションフロアは採用しません。